”愛してる”を残す子ども写真のレシピ

recipe05 運動会写真を簡単・上手に撮るコツ

5月は運動会の季節。わが子の晴れ姿を上手な写真で残したいと思いながらも、運動会のように動きのある写真はピントが合わなくて困っている方が多いと思います。

今月は、動きのある被写体にピントを合わせる設定方法・運動会にオススメのカメラの設定をご紹介します。

オートフォーカスには種類があります

皆さんは普段「オートフォーカス」(以下AFと表記)でピント合わせをしていると思います。その「AF」に種類があるのは知っていますか?動いている被写体にピントが合うか合わないかは、AFの設定にかかっています。メーカーや機種によって名称の違いなどがありますが、AFモードにはざっくりと下記の2種類があります。

オートフォーカスの種類
  • 動かない被写体のピント合わせ シングルAF ニコンはAF-S、キヤノンはONE SHOT、その他S-AFなど
  • 動く被写体のピント合わせ コンティニュアスAF ニコンはAF-C、キヤノンはAIサーボAF、その他C-AFなど

公園で走り回る子どもに、全然ピントが合わない…とお悩みのママさんパパさん。それは動く被写体用のAFモードに設定をしていないからです。設定をすればピントが合うようになります。

作例は、上がシングルAF(動かない被写体用のAFモード)で撮ったもの。下はコンティニュアスAF(動く被写体用のAFモード)で撮ったものです。コンティニュアスAFで撮影すると、被写体にピントを合わせ続けます。

シングルAFで撮影

コンティニュアスAFで撮影

いかがでしょう?今までこういったシーンで全くピントが合わなかった方は、AFモードの設定を確認してみてください。

運動会にオススメの「スポーツモード」

ちょうど1年ほど前、お子さんが小学校に入学した友人から「運動会の写真を撮るのに、一眼レフを買おうと思っている」と相談を受けました。

運動会はいつなのか確認すると、1週間後との答え。一眼レフは大きな買い物。急いで買って後悔してはいけないので、私のカメラを貸しました。使い方を教える時間がなかったため「『スポーツモード』と連写で撮ってみて」と簡単なアドバイスをしました。

カメラを返してもらうときに撮った写真を見せてもらいました。一眼レフを使ったことがない、運動会の直前に人から借りたカメラで撮った、にも関わらず、かなり上手に撮れていました。(ちなみにカメラは7年ほど前に発売された一眼レフ。レンズは12年ほど前にフィルムカメラ用として発売された古いレンズでした。)

2回目のコラムで説明しましたが、「スポーツモード」は「自分では細かい設定ができない、完全カメラにお任せオート」です。ピントを合わせる場所をカメラが決めて、明るさの微調整をする「露出補正」という機能も使えなくなるので「完全カメラにお任せオート」は卒業しましょう、と書きました。けれども、運動会のようなシャッターチャンスに集中したいときにはカメラの設定は最小限にしたいところ。カメラ任せで上手に撮れるならそれでOKです。

「スポーツモード」に設定すると、カメラは

  • AFモードを「コンティニュアスAF」に
  • シャッタースピードをできるだけ早く

してくれます。自分で設定すると2回必要な設定が1回で済みます。そして「連写」設定にすれば、運動会写真の撮影にバッチリです。

スポーツモードでうまくいかないシーン

スポーツモードで運動会写真が思いのほかうまく撮れたので、その後、外でのフォトレッスンでもスポーツモードで試してみました。その時に、スポーツモードでうまく撮れないシーンがあることが分かりました。

写真が暗くなる

お子さんが日なたにいるときはうまく撮れましたが、木陰などの日かげに入ると、暗くなってしまいました。写真が暗いときには「露出補正」で明るくするのが基本ですが、スポーツモードでは「露出補正」は使えません。運動会は日当たりのいい場所で行いますよね。だからスポーツモードでうまく撮れたのです。

普段の公園遊びなどで、日なたや日かげの両方で撮る場合は、

設定A
  • シャッタースピード優先モードで、シャッタースピードを1/1000秒より早く
  • AFモードは「コンティニュアスAF」
  • 連写

の設定で撮ってみて、写真の明るさが暗いor明るいと感じるときには、「露出補正」で微調整してください。

わが子にピントが合わない

スポーツモードにすると、ピントを合わせる場所はカメラが決めます。カメラによって違いはあるものの、一般的には一番前にある被写体にピントを合わせようとします。運動会で徒競走を撮る場合、わが子が先頭を走っているならそこにピントが合う確率は高くなりますが、もしも3番手で走っている場合ピントが合わない可能性があります。

その場合は、CASE1に書いた「設定A」を使って、ピントを合わせる場所(フォーカスポイントと言います)を自分で設定しましょう。中央の1点を選択し、お子さんが真ん中に来るようにフレーミングすればピントが合います。


運動会や公園での動きのあるシーンを撮影するのにオススメの設定をご紹介しました。運動会の場合は、本番前に練習してみてください。当日はバッテリーを充電したままで忘れないようにしてくださいね!

2015年5月14日更新

椎名トモミ カメラマン
カタチがなく目には見えない「幸せな空気」や「愛おしい気持ち」を写真で残すハッピーカメラマン。写真に写る人の「優しさ」を引き出すのが得意。2003年より一眼レフで写真を撮り始める… 続きを読む

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